転職活動をしていて例外なく尋ねられるのは志望動機と転職理由の2つです。

転職活動を行っていて面接のときに例外なく質問されることとして志望動機と転職理由の2つがあげられます。これらのうち志望動機に限っては、率直に話しても差し支えないですが、これと違って転職理由についてそのまま伝えるのは賢明ではありません。たとえば収入面の不満、同僚・上司との人間関係など、面接担当者に好印象を持ってもらえるものではありません。もっとも、過去のマイナスをそのまま話する人は稀だとは思いますが、転職先となる企業は、そのような部分を重要視している傾向があるため、遠回しに聞き出そうとしてきます。これに対して悪いイメージを与えずに答える方法としては、現職の仕事内容以外を話さないことに尽きます。さらに、「御社に入ってから〇〇したいです」、5年後はこうなっていたい、そのために御社を選択しました、と未来志向な志望動機に変えていきましょう。

昨今では、株・不動産投資などの不労所得のほか、独立といった生き方も増えています。そのような変化もあるせいか、「雇用されて働くこと以外は不安定だしキケン」といった従来の見解も変わってきています。1960年代ごろの高度経済成長の頃には、不安の残る株式投資、自営業といった稼ぎ方よりも組織の一員であるほうが堅実であり、人が生きていくうえでもっとも正しい道としてまたそれが自然のことのように一般の人々に認識されてはいました。そんな時代は過ぎ去り、現在のような時代は「成熟期」などと言い表されています。コンピューターの進化とともに、今後は、自動化・機械化がさらに進み仕事で、人の力を不要とする社会になる、とも言われています。

転職する企業で、いきなり年間報酬に関して高望みはしないほうが無難です。特に、転職して１年目は大概「試用期間」が入っている会社がことが考えられます。自らの新たな仕事に就いたときは、苦労して新しい職を見つけることができたのに、悲しいかな前の会社での稼ぎとほぼ同じ額で変わりませんでした。それにプラスして、仕事はかなりキツく、立場上、責任重大で初年度を乗り切るのにたいへん苦労しました。ではどうすればいいのでしょうか。それは、初年度は、仕事を学ぶ年と割り切り、なるべく転職するよりも以前から貯金しておき、仕事に没頭した方が良いと思います。

今ある自分のスキルや資格を活かしつつ、再就職をしていく場合、再就職し易い業界と比較的、再就職が難しいジャンルがある事を知っておくことは大切です。再就職しやすい業界は、たえず人手が足りない「医療・介護」がおなじみですね。医療や介護では、看護師、介護士は「資格」が必須で、容易に応募することができない事がかなり大きく影響しています。ただし、現在「医療・介護」の仕事をしていて、何かしらの事情によって異業種へ転職してみたいと思う場合は、すぐに行動するのはキケンです。「医療」「介護」以外の業界は、流動性は現業界よりも少なく、ですので、安易に考えないことが大切です。異業種への転職を本気で考えるのであれば、「医療」「介護」の仕事探しよりも厳しいものとなることを覚悟しておきましょう。

転職をする際に面接でほぼ必ず質問されるのは前職を退職した理由です。このような質問に回答する場合には辞めた会社に話題の中心を当てない方がベストです。前職を退職するに至った経緯にスポットを当てると必然的に悪い印象を与える要素を含んだ面接になってしまいます。どのように進めればいいかというと以前働いていた会社を辞めたのはこの職場に必ず入りたいと思っていたからといった話題に進めていくということで、自己アピールもかねて今面接に来ている会社に話の内容を傾けていきましょう。転職理由でも、自分が行きたい会社の話になるのでマイナスではなく良い面を押し出した前の職場を去った訳にすることができます。

ずっと接客業で仕事をしてきましたが、年齢的に立ったお仕事は体力的にきつく、座り仕事であるオフィスワークへの転職を視野に入れて活動しました。事務の経験がなければなかなか難しくて、それなら接客業の経験も活かせる受付兼医療事務を目指そうと思い資格も合格して個人病院に転職することができました。ベテランのパートさんばかりに囲まれて人間関係が苦痛。夜間のシフトばかりさせられ、接客業時代よりも帰宅も遅いわけですが、とりあえずはキャリアの形成時期だと観念し頑張ります。

転職先を探している間は、自分の好きなことに没頭したり、体力の向上を意識しておくと良いと思います。いざ仕事を始めた時に、趣味に没頭していた影響で、知らない間に集中力が高まります。さらに体力アップしていることでその場の社員と比べると疲れにくい身体になっているということを自ずと認識することができます。というわけで、休職中は趣味に集中することと、体力を落とさないようにしておいて損はありません。将来、働き出した会社であなたと共通の趣味の人とめぐりあうことができれば、仲良くなるキッカケになるので、気になったことにとことん時間を費やすのも転職期間中の自由な時間の利用方法としてはおすすめです。

転職の面接での身なりは企業側からクールビズで良いとと伝えられる場合もあるようです。ですが、なかには、クールビズの格好で面接するのは悪いのでは？と思ってしまいます。そのような考えを心に抱いている人に伝えたいのは、企業側からクールビズで良いとされた面接の場面では伝えられた内容をそのまま実行したほうが正しいです。混乱してしまい、暑苦しい最中スーツをびしっと着用すると逆に暑苦しい印象を与えてしまいますから、企業側からクールビズでお越しくださいと言われたらクールビズの格好をおすすめします。

初めて転職を行うとき、注意しなければいけないのはどうして今の仕事を去るのかを明確化しておくことです。その理由こそが根本の問題であるので、まだの人は考えておく必要があります。その後問題を改善できるであろう会社を選んでいきましょう。既卒者の転職活動は、在学中の就職活動とは異なり、今の仕事を続けながら就職活動をしていく必要があることから、時間と体力とが必要だと考えられます。そのため明確な理由もない状態で転職しようとした場合、途中で息切れしてしまうことがあります。どうしても転職したい、現状を変えたいという強烈な気持ちがなければ、転職活動を行うのはあきらめましょう。

このようにここ最近の雇用形態が目まぐるしく変わってきたことにおいて、社会人の中で若い世代ほど注目度が高いといわれています。大方、転職とキャリアアップを考えているのでしょう。そんなわけで、就業者の労働力の「流動化」が年々増えてきているので、なおさら、今後、益々世代に関わらず転職の注目が強くなると予想されます。労働市場の「流動化」が進むことで仕事を変えることはより身近なものとなっていくのでしょう。終身雇用が蔓延していた時代には「会社を辞めて転職」というとそのことで評価が下がるとも言われて転職が思うようにいかず、困っていた人もたくさんあったようです。ですが、時流が変わったせいもあり、今現在の会社に執着する必要は減少しているように感じられます。